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初めての朝活

初めての朝活 エッセイ

私の失言で「朝活」をする羽目になつた

友人にLINEで「圖書館で時間術の本を借りたのだが、曰く朝活をするとなんか色々體や心に良いらしい」と云ふ話をした所、何故か連休の朝つぱらからウォーキングをする羽目に。

時刻は8時30分。運動公園の660メートルのコースを、私は懷かしさに浸りながら浜崎あゆみのベスト・アルバムを聞きつつ、スマートウォッチで心拍數を氣にしながらウォーキング。「歩くのは嫌い、走つた方が速いから」と云ふ理由でYoutubeのお氣に入りリストをシャッフルして流しながらランニングをする友人。同じコースに居ながら、違ふペースで過ごすと云ふ關係も惡くない。別に、學校の授業でもあるまいし、同じ事をする必要はないし、第一、競争ではないのだから。

祝日の朝とあつて、コースにはそこそこ人が多かつた。特に印象に殘つたのは、走りながら雜談してゐる二人組が私を何度も追ひ越して行つた事だつた。肩を竝べて、息を合はせて走る、ああいつた関係も、惡くないなと思つた。

私が一時間程歩いた所で少し疲れてしまひ、頃合ひかと思つてストレッチをして居た所、友人も「暑いね、少しバテてきた」と云つてランニングを終へた。

友人は「惡くなかつた。またやるかも。ただし、連休の祝日以外にね」と歸りの車の中で笑つた。私も、「夕方の暮れていく夕日を見ながらのウォーキングも良いけど、爽やかな朝も良いもんだね、でも、やつぱり、私も次は祝日以外の日がいい」と、笑つた。

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