ノートを始めるとき、「カラーペンを揃へなければ」「便利さうな文房具がたくさん必要」と思つてしまひませんか?
でも實は、お氣に入りのペン一本があれば十分なんです。
ペンは一本でいい理由
- 迷はないから續けやすい
「今日は何色にすべき?」と惱まなくなるので、すぐにノートを開けます - ノート全體に統一感が出る
同じペンで書くと、ページに自然なまとまりが生まれます - 愛着がわく
「このペンと一緒にノートを育ててゐる」といふ氣持ちになれます
お氣に入りを見つけるコツ
- 文房具屋で試し書きする
ペン先の太さやインクの濃さ、紙との相性は、実際に書いてみないとわかりません
あるとき、友人と一緒に文房具屋に行つたことがあります。
その友人は、試筆コーナーで何本ものペンをとつかえひつかえしながら、30分近く惱んでゐました。横で見てゐた私までワクワクしてしまふくらい、眞劒で樂しさうな時間でした。
最終的に選んだ一本を手にしたときの、友人の滿足さうな顏は今でも覺へています。
お氣に入りの一本は、それだけ時間をかけて選ぶ価値があるんです。
- 手に馴染むか確かめる
長く書いても疲れにくいか何うか、握つた感覺を大事にしませう。 - “これでいい”ではなく“これがいい”
さう思へる一本を選べば、ノートの時間がぐつと樂しくなります
まとめ
ノートは一册で十分。だからこそ、ペンも一本でいいんです。
私自身はペンに強いこだはりはなくて、逆に、よく無くしてしまうタイプ。
だから「高級な一本」よりも、氣輕に買ひ替へられるお氣に入りを決めてゐます。
たとへば、ユニボールのシグノ極細。
私は箱でまとめ買ひして、ノートの相棒にしてゐます。
最近ではダイソーでも手に入るので、無くしても気負はずにまた使へるのが安心です。
お気に入りの一本を見つければ、それがあなたのノートの相棒になります。
毎日のちいさな書き込みが、そのペンと一緒に積み重なつていく──それだけで、ノートは特別な存在に育つていきます。